現在進めている研究

 

知識構築型学習カリキュラムの実現

 帰国以来,ずっと展開している知識構築型学習の実現を目指した研究プロジェクトです.CSILE,Knowledge Forum®と洗練されたCSCLシステムを利用して学習環境のデザインを展開してきました.現在は,静岡大学における初年時PBLで実践研究を進めています.


協調学習(知識創造実践)の形成的評価手法として定性・定量相補混合法の開発

 協調学習の効果は,一般的になってきましたが,そのメカニズムについてはまだ不明なところが多くあります.この研究プロジェクトでは,協調学習の認知的なメカニズムとして分散認知 (distributed cognition)のコンセプトを利用し,かつその評価に複雑ネットワーク科学におけるシミュレーションを適用してきました.さらに,これからはdiscourse analysisとの相補的なmixed-methods approachの確率を目指します.そのときのtoolとして

  1. (1)Knowledge Building Discourse Explorer (KBDeX)を使った語彙の共起関係の可視化による共同知識発展を測定する定量的metricsの開発

  2. (2)重要な対話セグメントを詳細に検討する会話分析のための音声データの自動文字起こし技術の開発

を行っています.


デザイン実施研究(?)

 これは私自身まだ勉強中なのですが,DBRをsystemicに継続して行える組織作りのための研究です.2016年の夏にUniv. of Colorado at Boulderで行われたDBIR workshopで勉強してから,自分なりに日本のフィールドでやってきた研究の別の側面をまとめてみようかという思いが出てきました.意外と立ち上がり当初からsystemic changeの問題は気にしてきていて,Teaching EducationやECi journalなんかに発表してた来ています.これからの理論の時流にどうあわせていけるかはわかりませんが,一つ面白い流れかも知れません.